司会を頼まれてまずやらなければいけないことは、原稿の作成です。
披露宴は長いものだと3時間にも及ぶ場合もあります。
流石に全てその場の思いつきで話すわけにもいかないし、当然暗記なんて無理。
ここでは、当日会場に持ち込む原稿作成のコツをちょっとだけご紹介します。
新郎新婦が行う全てのイベントの最後には、必ず「盛大な拍手」をお願いするようにしましょう。
新郎新婦の入場前に、列席者が会場に集まりだします。
等この際にアナウンスしておくとよいでしょう。
高級ホテル等では「お手洗い」と言う言葉は使いません。「お化粧室」と言うようにしましょう。
ファーストドリンクが無い場合もございます。この3点は会場下見の際に確認しておきましょう。
列席者の殆どが席についたら、全員を着席させる為に、始まる空気を出します。
事前に新郎新婦にアンケートを取っておくなどして、このタイミングで読み上げるといいでしょう。
新郎新婦の準備が整ったら、入場となります。
入場時の曲を入手しておき、曲の盛り上がりでドアオープンできるような原稿を作りましょう。
新郎新婦が一礼して歩きだしたら、ドレスのコメントをします。
ドレスを選んだ決め手等を新郎新婦から聞いておくとよいでしょう。
新郎新婦がメインテーブルに到着したら、もう一度拍手を列席者にお願いします。
新郎新婦が席についたら、自己紹介をします。
等のコメントを入れつつ、簡潔に済ませましょう。
新郎からウエルカムスピーチがあります。
この後の来賓スピーチも同様ですが、どんなにスピーチが滑っても、絶対にイジらないことをお勧めします。
新郎や来賓に恥をかかせてはいけません。
必ず事前にお名前の振り仮名を確認しておくこと。
そして、迎賓時に時間があれば、必ずごあいさつをしておくようにしてください。
その際に紹介方法等も再度確認しておくととてもよいと思います。
こちらも来賓のスピーチと同様です。
列席者にご起立頂くタイミングを確認しておきましょう。
お二人の初めての共同作業です。
列席者には、近くまできて写真を撮ってもらうようアナウンスしましょう。
会場の担当者が新郎新婦にケーキカットの方法を説明する時間があるので、ウエディングケーキのコメントを挟むとスムーズに入刀に移れます。
最近はケーキ入刀とセットになっている場合が多いです。
新郎新婦がケーキナイフを抜いたら話し出しましょう。
新郎から新婦へは「これから食べ物には苦労をかけないよ」と言う誓いを込めて。
新婦から新郎へは「毎日おいしい料理をつくります」と言う誓いを込めて行います。
列席者に「あ~ん」を唱和してもらうと盛りあがります。
それぞれが掬うケーキの量にもコメントしましょう。
「それでいいんですか?」等
中座は、「新郎新婦が同時に」「それぞれ時間差で」さらには、「エスコート役がサプライズ」等様々なパターンがあります。
予め確認をしておきましょう。
入場と同じく、ドレスのコメントは必須です。
ドレスの色を見てディズニープリンセスに例えると喜ばれます。
この際に、キャンドルサービス等で各テーブルを回ることになると思います。
「新郎新婦が近くに来られましたら、声をかけてあげてください」と言う程度のコメントだけにしておき、各卓での出来事追いかけるのは止めましょう。
キャンドルサービスの場合は、最後にメインキャンドルへの点火があります。
こちらもキッカケが司会者になりますので、しっかりとフォローしてあげましょう。
余興は正直なにが起きるか分かりません。
ただし、余興者あまりにも泥酔していたり、空気を読まず品のないネタを行った場合、それを打ち切れるのは司会者だけです。
予め新郎新婦とエマージェンシーサインを決めておき、サインをもらったら、「この場には相応しくない為、またの機会にして頂きましょう。」等と、早々に打ち切ってしまいましょう。
式場に届いた祝電を読み上げるのも司会者の仕事です。
会場に入ったらまず届いている祝電を受け取り、新郎新婦に読み上げる祝電を選んでもらいます。
その際に、必ず読み仮名を聞いておくようにしてください。
目安としては、2~3通で、残りは「時間の都合上紹介できませんが」と、お名前だけ読み上げるようにしましょう。
あまりに祝電が多い場合は、「他、たくさんの方から」でも大丈夫です。
祝電の後には、新婦の手紙がある場合が多いです。
そのまま花束の贈呈に移ります。
新郎新婦が自分達のご両親に渡す場合を「ストレート」、相手のご両親に渡す場合を「クロス」と言います。
メインテーブルからご両親のところまで歩いて行っての贈呈になるので、歩いている間のコメントはとても重要です。
新郎側のお父様があいさつする場合が多いです。
この場合は、敬称を入れず「新郎の父からお礼のご挨拶がございます」と述べましょう。
まず、列席者の皆様のお陰で、素晴らしい披露宴になった旨を述べ、そのまま新郎新婦に退場をしてもらいます。
送り切りでエンドロールの上映になりますが、この際コメントを挟むのかどうかは会場の音響スタッフと確認をしておいた方がよいです。
会場によってまちまちで、一番最後にあたふたしてしまうと格好が悪いです。
披露宴では、「終わる」や「別れる」などの言葉は忌み言葉となるので言ってはいけません。
「終わる」は「結ぶ」や「開く」と言い変えましょう。
お被楽喜の際には、
をし、司会の拙さを軽く詫び、新郎新婦のご多幸を祈りつつ、おひらきとします。
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